松原界隈

(2007年8月12日)


毎年夏に青森市中央市民センター
(つい「文化センター」と以前の名前で呼んでしまう
昔気質の私…)
にて行われる「鉄道模型ショー」に
今年はじめて行ってきました。
すぐ近くにあるプール
(今は一回100円とかするらしいです。
昔は10円玉握りしめて行ったものですが)
でひとしきり遊んできた子供たちにまざって、
ひたすら模型を鑑賞…。

ちゃんと、いちいち乗客の人形が乗ってたりして
(しかも一人ひとりポーズも服装も全部違う!)
なかなか芸が細かかったです。

ちいさな模型であっても、枕木の上を車両が通過すると、
「かたたん、かたたん」って音がして、ちょっとした旅情すら醸し出します。

きっと、鉄道模型界隈の人たちの中でも、
この機械を制御していいのは
みんなから認められ、一目置かれる人物なのだろうなあ、
なんて勝手に想像してみたり。
なんとなく、男の哀愁が漂っていますね。
町田康の小説か何かで、電車のことについて
「モハやらタハやら、訳の判らぬ文句の書かれた云々…」
という描写を読んで以来、
その小説の詳しい内容は覚えてないけど、
汽車・電車の類を見るたびに
こういったものに目が行くようになってしまいました。
上から2枚目の写真の手前、
かわいらしい町並みがありますが、
その片隅にこんなかわいいデコトラちゃんを発見。
ちゃんと「青森県生鮮青果便」って書いてます。
その前方には、ちらっとJRバスの姿も。
どうやら87分の1スケールらしいです。


同じ建物の中にプラネタリウムもあり、
1時30分からの回に間にあう!
ということで行ってきました。
小学4年まで、このすぐ近くの小学校に
通っていたこともあって、
当時のまま残されている展示物に
懐かしさもしとしお。
この模型、スイッチを押すとなんとも言えず
1960年代を感じさせる謎の音楽と
高度経済成長以前、といった声の
女性ナレーションが入り、
「コノ模型ハ、太陽トソノ周りヲ廻ル
9ツノ惑星ノ様子ヲ表シタモノデス…」
とナイスな調子で説明してくれます。
一体何十年前からここにあるのか…。
ちなみに20年ほど前は
「いつも壊れてて電気がつかない。
てか惑星が取れてる」
という状態だったような気が。
直してもらえて、良かったですね。

とってもタイムトリップ感覚を味わえますので
大人の皆さんには特に、直に見て欲しい逸品です。
こんな地味ーな展示物が
誇らしげにおいてある施設なんて、
21世紀ともなるとなかなかお目にかかれません。
この天文写真も昔のままです。
この写真を見て、「ばら星雲」なんてものの
存在を知りました。
そういえば私、
幼少の頃は宇宙の本をめくるのが大好きで
ちょっとした「天文少女」だったんですよ
(あくまでも自称)。

プラネタリウムの最中、「これはわし座の…」
なんてMCのおねえさんが言うとすかさず、
「アルタイル!」
とか小さな声で反応している男児の声を
ほほえましく聞きながら、
もしかして子供たちにとって
星の名前を覚えることって
一種ポケモンの名前を覚えていくような
快楽があるのかなあ、
なんて思っていました。
ペルセウス、とかアークトゥルス、とか、
なかなかこう、ゲームっぽい語感だよなあ、なんて。
ロケットの模型。
一番おおきなロケットの右側には、
この中央市民センターの模型も。
この市民センターの建物自体、
ちょっとレトロフューチャーなデザインで、
丸窓とかDNA型の照明とか、
個性的でおもしろいです。
懐かしくて楽しいのか、ご機嫌でよかったですね。
「太陽を廻る9つの惑星」の右隣にある
「日食・月蝕の模型」。
これも、子供の頃は電気がついてるの見た記憶が
あるような、ないような…
とにかく「電気がつけば超ラッキー」
だったような気がします。
何気に書体なんかも
どことなく昭和っぽい感じがしますね。

しかし、前回の「巨大ほたての前に鎮座」といい、
何故こういった意味不明の写真になると
私は俄然自信満々な
堂々とした姿を見せるのか…
太陽が眩しいぜ…。

ちなみにワンピースは(数年前の)
ペイトンプレイス製です。

このプラネタリウム、個人向け上映は
土日祝のみのようです。
多分それ以外は団体向け投影なのでしょう。
高校生以上が150円
(障害者手帳などを持っていると半額)
中学生以下は無料、とのことです。
番組自体も約50分弱、と
「もうちょっと見ていたかったなー」
というボリュームなので、お子様連れはもちろん、
ちょっと毛色の変わったデートコースにも楽しいですよ。
館内はノースリーブでいるとかなり空調が涼しかったので、
夏の間ははおりものが一枚あると快適だと思います。

プラネタリウムのホームページはこちらをごらんください。

駐車場は無料です。

その後、市民センターの庭や、すぐ向かいにある棟方志功記念館の庭で写真を撮りました。
夏の日差しがとても眩しくて、光と影が強いですが、それがかえって「夏の写真!」って感じで、なかなかヨイです。
お日さま浴びたので、帰りに薬局によって美白用マスクを買いました。
今年は海だの向日葵だの、夏らしいモチーフ、がっつり撮れて嬉しいな。

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